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「折込広告をやってみたいけど、何から始めればいいの?」「どこに依頼すればいいの?」——折込広告(一般に「折込チラシ」とも呼ばれます)を初めて実施する方にとって、具体的な手順がわからないのは当然のことです。
実は、折込広告は思っているよりもシンプルに始められます。折込広告会社に相談すれば、配布エリアの選定から料金の見積もり、スケジュールの調整まで、プロのサポートを受けながら進められるからです。
この記事では、折込広告を出すまでの流れを7つのステップで丁寧に解説します。必要な準備や注意点、スケジュール感まで網羅していますので、このガイドに沿って進めれば、初めてでも安心して実施できます。
折込広告を出すまでの7ステップ

STEP 1:目的とターゲットを明確にする
まず、折込広告を出す目的を明確にしましょう。目的が曖昧なままでは、効果的なチラシは作れません。
目的の例としては、週末セールへの来店促進、新規オープンの認知拡大、イベントやキャンペーンの告知、新商品・新メニューの紹介、生徒や会員の募集などがあります。
目的が決まったら、「誰に届けたいか」を考えます。主婦層なのか、ファミリー層なのか、シニア層なのか。ターゲットによって、配布エリアや配布曜日、チラシのデザインが変わってきます。
たとえば、スーパーマーケットの特売チラシであれば、ターゲットは日常的に買い物をする主婦層で、配布曜日は週末の来店を見込んで金曜日がベスト。学習塾の生徒募集であれば、教育意識の高い子育て世帯がターゲットで、春の入塾シーズンに合わせた配布がベストといった具合です。
また、チラシの効果を検証するためには、「何をもって成功とするか」の指標も事前に決めておくことが重要です。来店人数なのか、問い合わせ件数なのか、売上金額なのか。成果目標を設定しておくことで、配布後の効果測定がスムーズになります。
STEP 2:配布エリアと部数を決める
折込広告は、新聞販売店の配達エリア単位で配布地域を選べます。全国には約12,000の販売店があり、きめ細かなエリア設定が可能です。
店舗型ビジネスの場合は、店舗から半径2〜5km圏内を目安に商圏を設定するのが一般的です。過去の来店データやポイントカードデータがあれば、来店者の居住地を地図上にプロットして、実際の商圏に基づいたエリア選定ができます。
通販やサービス業で広域配布する場合は、国勢調査や住民基本台帳などの統計データから、ターゲットの含有率が高いエリアを抽出して配布エリアを選定します。たとえば、40〜50代女性の比率×世帯年収700万以上の比率を掛け合わせて、優先度の高いエリアをランキングするといった手法です。
部数は選択したエリア内の新聞購読部数をもとに決まります。折込広告会社に配布エリアを伝えれば、部数の見積もりを出してもらえるので、自分で計算する必要はありません。
STEP 3:折込広告会社に相談・見積もりを依頼する
折込広告の配布は、折込広告会社を通じて行います。折込広告会社は、配布エリアの提案と部数の算出、料金の見積もり、広告の審査対応、新聞販売店への手配と配送を担当します。
「どこの折込広告会社に頼めばいいかわからない」という場合は、全国折込広告協議会にお問い合わせいただければ、お近くの会員社をご紹介できます。
見積もりの際に伝える情報は、配布希望エリア(市区町村名、または店舗住所)、配布希望日、チラシのサイズ(B4、B3など)、配布枚数の目安または予算、新聞銘柄の指定があれば(読売新聞、朝日新聞など)、チラシの制作や印刷も依頼するかどうか、といった内容です。
まずは見積もりから気軽に相談してみましょう。「予算○万円でどのくらいの範囲に配布できるか」といった逆算の相談にも応じてもらえます。
STEP 4:チラシを制作する
配布計画が決まったら、チラシのデザイン制作に入ります。制作方法は主に3つあります。
1つ目は自社で制作する方法です。PowerPoint、Canva、Adobe Illustratorなどのツールを使って自社でデザインします。コストを抑えられますが、デザインのクオリティに差が出やすい点は留意が必要です。
2つ目は折込広告会社に依頼する方法です。折込広告会社がデザイン制作も対応しているケースがあります。配布と制作をまとめて依頼できるため、やり取りが少なく効率的です。
3つ目はデザイン会社や印刷会社に依頼する方法です。プロのクオリティで仕上がります。制作費は5〜15万円(税別)程度が目安です。
チラシ制作で押さえるべきポイントとして特に重要なのは、キャッチコピーを大きく目立つ位置に配置すること、価格やオファー(特典)を明確に表示すること、店舗情報(住所・電話番号・地図・営業時間)を必ず記載すること、QRコードでWebサイトやSNSへの導線を作ること、クーポンや来店特典をつけて反響率アップと効果測定を両立させることです。
特にクーポンやQRコードは、チラシの効果を数値で測定するための重要な仕掛けです。初めて折込広告を実施する場合は、必ずいずれかを盛り込むことをおすすめします。
STEP 5:印刷する
デザインが完成したら印刷に入ります。印刷時の注意点として、折込広告には薄手の用紙(コート紙53〜55kg程度)が一般的であること、B3サイズ以上は二つ折り加工が必要になること、梱包はB4サイズで2,000枚、B3サイズで1,000枚単位が目安であることを押さえておきましょう。
印刷の発注先は、折込広告会社から紹介を受けることも、印刷通販サイトを利用することも可能です。大量部数であれば印刷通販サイトの方が安くなるケースもあります。折込広告会社が運営する印刷通販サイトもありますので、印刷についても全国折込広告協議会に相談してみてください。
STEP 6:審査・納品
印刷されたチラシは、折込広告の掲載基準に基づいて審査が行われます。消費者に誤解を与える表現や、景品表示法に違反する内容、各業界の自主規制に抵触する表現がないかをチェックする工程です。
審査で問題が見つかった場合は修正が必要になるため、初回はスケジュールに余裕を持たせておくことをおすすめします。不安な場合は、デザインの段階で折込広告会社に事前相談しておくと安心です。
審査が通ったら、指定された配送センターにチラシを納品します。納品先は配布エリアによって異なり、広域配布の場合は複数箇所への納品が必要になることもあります。
納品スケジュールの目安としては、折込日の2〜5営業日前が納品締切です。ただし地域によって異なるため、必ず事前に確認しましょう。納品の遅れは配布日の変更につながるため、余裕を持ったスケジュール管理が重要です。
STEP 7:配布・効果検証
折込日の当日、新聞販売店のスタッフが新聞にチラシを折り込み、各家庭に届けます。
配布後は必ず効果検証を行いましょう。効果を検証せずに配布を繰り返すのは、改善のチャンスを逃すことになります。
効果測定の方法としては、クーポンの回収枚数の集計、QRコードのアクセス数の確認、来店客数や売上の前後比較、問い合わせ件数の集計、「チラシを見た」と申告してもらう仕組みの活用などがあります。
効果測定の結果をもとに、次回の配布エリアや曜日、チラシの内容を改善していくことで、回を重ねるごとに費用対効果が高まっていきます。1回目の配布で判断せず、最低でも2〜3回の配布を通じてPDCAサイクルを回すことが成功のポイントです。
折込広告のスケジュール目安
折込広告の準備にどのくらいの期間が必要か、パターン別に紹介します。

チラシの制作から始める場合:約4週間
初回打ち合わせ → デザイン制作(1〜2週間)→ 審査(2〜3日)→ 印刷(1週間)→ 納品 → 配布
初めての場合は、デザインの修正や審査の差し戻しが発生する可能性があるため、さらに1週間程度の余裕を見ておくと安心です。
印刷済みチラシを折り込む場合:約1〜2週間
折込計画の確定 → 審査(2〜3日)→ 納品 → 配布
2回目以降の配布で、すでにデザインが固まっている場合はこのスケジュールで対応可能です。
注意が必要な時期
年末年始、ゴールデンウィーク、お盆休み前後は印刷・配送ともに混み合います。これらの時期に配布を予定している場合は、通常よりも1〜2週間早めに準備を始めましょう。また、新聞休刊日の翌日や月曜日は折込を取り扱わない販売店もあるため、事前確認が必要です。
折込広告を出す際の注意点
初めて折込広告を出す方が見落としやすいポイントをまとめます。
折込できない日がある
新聞休刊日は折込広告を配布できません。また、選挙投票日や新聞休刊日の翌日、大規模災害時も配布が中止または制限される場合があります。お祭りやマラソン大会などで交通規制がかかる日も要注意です。
掲載できない内容がある
折込広告には掲載基準があり、消費者に混乱を招く表現や法令違反の内容はNGです。景品表示法の「有利誤認」「優良誤認」に該当する表現や、医薬品医療機器法に抵触する効能効果の表現などは掲載できません。業界ごとの自主規制もあるため、不安な場合は折込広告会社に事前相談しましょう。
折り込み順序は指定できない
新聞に折り込まれるチラシの順番は指定できません。複数のチラシの中で目立つためには、表面のデザインやキャッチコピーの工夫が重要です。アイキャッチとなるビジュアルやインパクトのあるコピーを表面に配置しましょう。
厚紙は追加料金の場合がある
通常より厚い用紙(四六判換算で90kg以上)の場合、追加の折込料金が発生することがあります。基準は地域によって異なるため、特殊な用紙を使いたい場合は事前に確認が必要です。
よくある質問
Q. 新聞販売店に直接チラシを持ち込むことはできる?
基本的には折込広告会社を通じて手配します。新聞販売店に直接持ち込むこともできますが、審査や配布管理、部数の仕分けなどの面で、折込広告会社を経由する方が確実かつスムーズです。
Q. 特定の新聞だけに折り込むことはできる?
はい、読売新聞・朝日新聞・毎日新聞・日本経済新聞・地方紙など、全国70以上の新聞銘柄から指定して折り込むことが可能です。ターゲット層に合わせた銘柄選びが効果を高めるポイントです。
Q. 少部数でも折り込める?
配布可能な最小ロットは地域や折込広告会社によって異なります。別途手数料が発生するケースもあるため、事前に確認しましょう。小規模のテスト配布から始めたい場合は、その旨を折込広告会社に相談すれば、最適なプランを提案してもらえます。
Q. チラシのデザインがなくても依頼できる?
はい、折込広告会社によってはデザイン制作から印刷、配布まで一括で対応しているところもあります。「チラシを作ったことがない」という方でも、配布したい内容と予算を伝えれば、プロがデザインから仕上げてくれます。
Q. 効果が出なかった場合はどうすればいい?
1回の配布で効果を判断するのは早計です。効果が出なかった場合は、以下の要素を見直してみましょう。
チラシのデザイン面では、キャッチコピーが弱くなかったか、オファー(特典)の魅力が足りなかったか、情報が多すぎて読みにくくなっていなかったかを振り返ります。配布条件の面では、配布エリアがターゲットと合っていたか、配布曜日は最適だったか、競合チラシが多い日に重なっていなかったかを確認します。
これらを一つずつ変えて再配布することで、効果を改善できるケースが多くあります。大切なのは、1回で諦めずに改善を続けることです。
折込広告を成功させるための3つのポイント
最後に、初めての方が特に押さえておくべき成功のポイントを3つお伝えします。
1. 最初から完璧を求めない
初回は小規模のテスト配布と位置づけ、反応を見ながら改善していく姿勢が大切です。最初から大量配布をして費用を無駄にするリスクを避け、小さく始めて大きく育てる方針で臨みましょう。
2. 効果測定の仕組みを必ず仕込む
クーポンやQRコードを必ずチラシに盛り込み、効果を数値で把握できるようにしておきましょう。「なんとなく効果があったような気がする」では、次の改善につながりません。
3. プロの力を借りる
折込広告は、折込広告会社という専門のプロがサポートしてくれる広告手法です。エリアの選び方、配布曜日の最適化、チラシのデザインまで、経験豊富なプロの知見を活用しない手はありません。初回こそ、積極的にプロに相談しましょう。
まとめ
折込広告の出し方は、①目的・ターゲットの設定 → ②配布エリア・部数の決定 → ③折込広告会社への相談 → ④チラシ制作 → ⑤印刷 → ⑥審査・納品 → ⑦配布・効果検証、の7ステップです。
初めての方は、まず折込広告会社に相談することからスタートしましょう。配布エリアの選定から料金の見積もり、スケジュールの調整まで、プロのサポートを受けながら進められるので安心です。大切なのは、1回で完璧を目指すのではなく、小規模のテスト配布から始めて、効果を見ながら改善を重ねていくことです。
初めての折込広告もしっかりサポートします
こんな不安はありませんか?
- 折込広告をやりたいけど、どこに頼めばいいかわからない
- チラシの制作から配布まで、まとめて相談できる窓口がほしい
- 自分のお店の商圏に合った配布エリアをプロに提案してほしい
- スケジュールや納品の段取りを一緒に進めてくれる相手がほしい
全国折込広告協議会にご相談いただければ、お近くの折込広告会社のご紹介から、配布計画の立案、スケジュール調整まで、ワンストップでサポートいたします。初めての方でも安心して折込広告を実施できる体制を整えていますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
運営者情報
全国折込広告協議会は、読売グループの折込広告会社によって構成されている組織です。グループ各社で連携し、新たな広告手法の研究や共同企画の立案に取り組み、折込広告市場の拡大と活性化を目指し、業界の発展に資するさまざまな事業を積極的に推進しています。折込広告に関するご相談はお気軽にお問い合わせください。
